第5章・第20話「黒い稲妻VS白い弾丸」

ナレーション「天馬は苦しみもがくが光は足を縛り付ける。天馬の足には赤く傷がついた。」
効果音「ズズズズズ…バリッ!!」
天馬「グワッ!」
風船猫・タマ「ああっ!」
ソレイユ「ぎゃあああああ!!」
ナレーション「天馬が苦しむと同時にソレイユもうめき声を上げた。その様子をレスの作るバリアーの中からタマは見ていた。タマはソレイユの顔を見て困惑していた。」
風船猫・タマ「婆さま、止めて!ソレイユが!!」
ナレーション「タマがバリアーの中から出てソレイユのもとへ向かおうとした時、レスがタマの肩をつかんだ。振り向くとレスが厳しい顔で睨みつけていた。」
風船猫・タマ「何するの!!」

透明猫・レス「タマ、こいつがしたことを忘れたのか?!こいつはお前を殺そうとして、ケインたちまでも巻き込もうとした!」
風船猫・タマ「でも…!!」
効果音「バリバリバリ…バリバリバリバリ…!!」
天馬「オレノ…ジャマヲ…スルナーーーーッ!!」
効果音「バチィッ!!」
ナレーション「天馬が絶叫したその時だった。天馬の脚を縛り付けていた光の鎖がものすごい音を立てて断ち切られた。この後、ソレイユは崩れるように倒れた。」

一同「!!」
風船猫・タマ「ソレイユ…」
シグレ(シャーマン)「なんて奴だ…わしの光の鎖を引きちぎるとは…」
天馬「モウ、ブチキレタ…エエイ!ココニイルモノミンナシマツシテヤル!!」
効果音「ヴォオオオオオ…」


ナレーション「天馬は激昂しながらたてがみを振り乱した。彼の周りに黒い煙のようなものが立ち込めていた。いや、よく見ると煙とは違うものであった。」
効果音「バリ、バリバリ、バリバリバリ…!」
雷猫・サンダー「あ、あれは…??」
炎猫・フレイヤ「煙…?」
雪猫・ケイン「違う!電流だ!…闇から作り出した稲妻だ!!」
効果音「ズズズズズズ…ズズズズズーーーーン!!」
ナレーション「黒い稲妻は遺跡付近の地面を突き刺すかのように降りてきた。その1つがシグレの元に向かってきたのだ。」

効果音「ドオオオーーーン!!バリバリバリ!!」
シグレ(シャーマン)「ぎゃあああ!!」
風船猫・タマ「シグレ婆さま!!」
十文字「シグレさん!!」
ナレーション「雷に打たれたシグレを助けようと十文字は彼女の元に駆け寄った。今度は十文字の元にその稲妻が飛んできた。」
十文字「パーフェクト・トランスフォーム・ホールド!鬼十字斬り!!」
ナレーション「十文字の刀から閃光が走った。その光は次々と黒い槍を跳ね返した。」
効果音「キン、キンキン、キーーン!!」
十文字「雷猫一族に雷で挑もうとは…」
天馬「クククク…」
十文字「?!」
ナレーション「十文字の背後から何か気配を感じた。十文字が振り向くと天馬が10頭…いや何十頭にも増えていた。」


ギン(十文字の元上司)「十文字、後ろだ!」
効果音「ギュギュギュギュギューーーーーン!!」
十文字「ぐわっ!!」
ナレーション「増えた天馬は次々と十文字たちに黒い槍をあびせた。十文字はシグレを庇うように盾になっているが、彼は黒い稲妻によって傷つく一方であった。」
風船猫・タマ「やめろーーーーーっ!!」
一同「!!」
風船猫・タマ「皆に手を出すな…それ以上皆を傷つけるな…ソレイユの傍から離れろーーーーっ!!」
ナレーション「タマの声は次第に大きくなり声をしぼるように張り上げた。その時、タマの手から白い光が零れ落ちた。ギンの妹・ミヨを天国に送ったときと同じだった。」
風船猫・タマ「うりゃあああああああ!!」

効果音「ゴゴゴゴッゴゴゴォーーーーーン!!」
ナレーション「タマの手の中からパーフェクト・トランスフォーム・ウェポンが出現した。その武器は天国の扉を召還させるために出したバズーカーとはまた違った武器だった。バズーカーよりももっと大きな武器であった。」
風船猫・タマ「完成、パーフェクト・トランスフォーム・ウェポン…エアー・キャノン!!」
透明猫・レス「!!」
ナレーション「レスはタマのエアー・キャノンを見て目を大きく見開いた。彼が寺を出る前に見たヴィジョンの中に出てきた武器とまったく同じものだったのだ。」
風船猫・タマ「天馬…お前は僕の手で闇に返す…」
ナレーション「タマの言葉に天馬は嘲笑うかのようにタマの前に進み出た。そして、目をギラリと光らせた。」
天馬「オモシロイ…ヤレルモンナラヤッテミロ…!!」


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