序章「デジャヴ」

風船猫・タマ「先生ーーーっ!」
ネミミ(タマの恩師)「タマ…お前は強い子だ…どんなに辛くても友達の幸せを願える風船猫になるんだよ…」
風船猫・タマ「先生、消えちゃ嫌だ…」
ネミミ(タマの恩師)「なくのはおよし…お前を待っている人がきっと居るから…」
効果音「シュウウウウ…」
ソレイユ「…あいつが」
ナレーション「そんな二人の姿をただ黙って見ていた傍観者がいた。」

ソレイユ「覚えていますか…貴方が消えた日が私の生まれた日。今日はあの薄暗い洞窟から私を迎えに来てくれるといってたのに…裏切った!!」
ナレーション「布に覆われた顔を抑えてその場に崩れる傍観者は少女だった。」
風船猫・タマ「うわーーーーーっ!」


透明猫・レス「タマ!しっかりしろ!おい、どうしたんだ!?」
風船猫・タマ「…?!」
ナレーション「気がつくとタマは汗びっしょりだった。外は既に空が白み始めて、鳥の声がしていた。」
風船猫・タマ「…夢?」
ナレーション「夢にしてはリアルだった、とタマは思う。まるで再生映像をみるようにリアルに思い出した。」

効果音「ピーピピッ!!バサバサ…(鳥の異様な声・落下する音)」
ナレーション「その時空が暗黒になり鳥達は一斉に『なにか』から逃げていくようだった。」
ソレイユ「自分の運命は自分で選べと貴方はいうかもしれない」
ナレーション「暗黒の空に白い天馬に乗って少女はある人物を探していた。天馬の大きな羽が小鳥たちを威嚇させると邪魔者を払うように雷が落ちて鳥が落ちていく。」
ソレイユ「…見つけた…」

透明猫・レス「…おい、どうしたんだ?顔が真っ青だぞ」
風船猫・タマ「ああ…な、なんでもない…」
ナレーション「タマはふらつく足取りでレスの元を離れた。レスはその様子を見て不安になった。」


風船猫・タマ「(僕はなにもしてないのに)」
ナレーション「タマは最近になってある「気配」に気がついていた。それはいつもタマを付け狙うように背後から襲い掛かる影のような存在。夢にまで出てくるぐらいだ。」
ソレイユ「お前が忘れているだけだ…」
効果音「ゴオオオー(風が木々をなぎ倒す)」
ナレーション「その時、風で倒れた木がタマの頭上に倒れようとしていた。」
効果音「ゴオオオ…バリバリバリ!」
透明猫・レス「?!」


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